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2016年11月09日Wed

みんなの学校は地域の学校だった。


先日、「みんなの学校」の初代校長、木村先生のお話を聴きに行ってきました。
2時間ほどのお話しでしたが本当に面白くて楽しくて、そして心に揺さぶられた2時間でした。

まず、「みんなの学校」についてすこし補足。
「みんなの学校」とは、住吉区にある大空小学校という10年前に新しくできた
小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画。
大空小学校は「全てのこどもの学習権を保証する」という理念のもとスタート。
支援級はなく、障害のある事もみんなクラスで学ぶ。
他の学校で「問題児」扱いされてた子や、不登校になった子たちも
大空に来て通えるようになり、不登校ゼロにした「奇跡の学校」。

という紹介をされたんですが、
ここで木村校長一言、

「奇跡の学校とか書いてあるポスター見ると破りたくなるのよー!!」

と。笑
大空は、奇跡でもなんでもなく、ふつーの子たちが通う、ふつーの小学校です、と
仰ってました。

映画だけを見ると、本当にいい地域で、みんなが大空小学校の事を見守ってる、という風に
見えるでしょ?私もそう思ってました。「ここはたまたま素晴らしい地域なんやろ」って。
でも本当は違うかったらしいです。
元々、隣にあるおっきな小学校の人数が増えすぎたために、もう一つ新しく作ろう、ってなったらしいんですが、
ここはもともと部落地域やったらしく、地域の人たちは20年間小学校建設を反対し続けてました。
私は正直「イマドキそんなんまだあるん?!」って思ったけど、20年間も脈々と続いていた。
自治会も地域住民も、多分、ずーっと反対し続けてはいたけど、これが本当にこども達のためになるのか、
いい事なのか、って思いながらも振り上げた拳のおろしどころを見失ってしまってたのではないか、と。

そこへ、全く地域にかかわりを持ってない新参者の木村校長が行って、
過去の事に一切触れずに

「こども達のために、みんなでいい学校を作りましょう!」

と提案したことで、自治会や地域の人は、ようやく前を向いて協力してくれることになったらしいです。

この事から、先生は
「こんな地域でもみんなの学校を実現できてんから、他の地域で出来ないわけないでしょ?」と
仰ってたのが印象的でした。

そのあとも、校長の元をおとずれて
「あんたが来たせいでうちのこども達が犠牲になった(その小学校に通わされるようになった)。
アンタなんか来なかったらよかったのに」と言われたこともあるそうです。

それでもこどもの事を最優先に考える校長と大空小学校をみて、そのお母さんは、
自分たちも「こどもの為に」何かしたい、と言ってくれるようになったらしいです。

大空小学校にはPTAがありません。
木村先生が違う小学校で教頭だった時に、PTAの方たちが次の会長を選ぶのにほんとに
大変そうやったし自分自身も色んな人に気を遣いながらやってたのが、すごく違和感で、
大空では作らない!と決めたらしいです。
そしたら、前述の最初は文句言うてたお母ちゃんが、「私らやりたいねんけどええか?」って
聞いた来たそうです。
そこでも木村校長は「そんなん私に聞く必要ないやん。お母ちゃんらがやりたいんやったら
何でもやってくれたらええで」と、子どもたち同様、保護者にも自主性を持ってやってもらったそう。
そのうち、PTAのような感じで簡単な決まりごとは作ろうとなった時にできたのが

SEA(saporter education asosiation→スぺス間違ってたらすいませんw)
サポーター エデュケーション アソシエーション。

PTAはペアレンツ ティーチャー アソシエーションの略で、
親と教師の会なんですよね。
それに対してSEAはサポーター(親も含む地域のみんな)で教育する集まり。
つまり、地域のみんなで子供たちを守り、育てよう、という会。
なので、大空所学校は地域の「サポーター」が学校の中にたくさんいます。

障害あるこもクラスで一緒に学ぶから、先生1人だけじゃ手が回らない。
そんなときに後ろで見守り、サポートしてくれるのが「サポーター」。

私ね、最初にこの学校の事知った時、
障がいのある子もない子も一緒にクラスで学ぶ、ってすごいイイけど、
障がいない子たちの親って文句言わんのかな?と思いました。
その質問はやっぱりどこに講演に行っても出るらしく、それに対して
「9年間でそういった苦情はゼロです」と仰ってました。
なぜゼロなのか、というお話まではされなかったけど、たぶん、その辺を
サポーターの方がフォローしてくれてるのかな、と思いました。
例え、先生が手のかかる子についてしまっても、他の子が決してほったらかしにされる事がない
んやろうな、と思いました。

他にも印象に残ったお話を書きます。

大空では、入学式の日は、6年生が1年生を丸ごとエスコートするそうです。
そして、大空1年目の先生(40代ベテラン教諭)が1年生を担任になった事を知って、1年生が心配で
廊下でみんなスタンバイしてたそうです(大事な1年生に何かあっては困るから、と^^;)

30人クラスで、29人がしっかり座ってて、1人の子が教室の中を走り回ってます。
そこでその先生はベテラン先生ってこともあって、頭ごなしに走ってる子を怒りません。
29人の座ってる子に対して、「みんなちゃんとお手手お膝に置いてピシッと座って偉いね」と
褒めたそう。(私もこれよく使ってしまう。アカン方を怒らんと、ちゃんとやってる方を褒める)
これを聞いた子供たちはいっせいに校長室に走っていって、「先生、出番や!!」と言った。

何があったん?って聞く校長に、
「座ってる方を褒めるってことは、あの子に「ペケ」って言うてるんと同じや。」
という子もいれば、
「お手手膝で偉い、って、もし手がない子がおったらどうするん?」と聞くので
校長が「そら、お手手ない子おったら先生もそんなん言わんやろ」とその場しのぎで言うと、
「先生、そんなんオカシイってわかってるやろ?」と言われたそうです。
一見、屁理屈にも聞こえるけど、この「想像力」が私たち大人に欠けてるもんなんかなーと
思ったりもしました。

続けてその子は
「椅子に綺麗に座ることが大事なん?先生の話聞くことが大事なんちゃうん。
それやったらあの子ちゃんと聞いてるで。教室出て行かへんもん。」と

その6年生の子は、走り回ってたこの就学前検診でのエスコート役だったのです。
耳鼻科の前に来た時に、その子は走って逃げようとします。
何とかドアの前まで連れてきたけど、とにかく入らないの一点張り。
そこで6年生の子は「何が嫌なん?」と聞きます。
その子は、「白い服(白衣)と眼鏡(おでこにつけてはるやつ)は怖い」と言ったそう。
するとその子は、先生に「眼鏡と白衣取って下さい」と頼んで取ってもらい、先生に廊下まで
出てもらったそう。すると、その子は、大人しく検査を受けれたそうです。

この「何が嫌なんやろう」と想像することが、忙しい大人が忘れがちなんでしょうね。
子育ても同じだなーと思いました。
ついつい忙しくて「もー早くやってよ」「なにしてんの」が先行してしまう。
「何でいやなん?」の余裕があれば意外とスムーズに事が運ぶこともあるかもしれません^^
これを実践してから私は子育ては随分楽になりました。
それでもやっぱり忙しいと「そんなんええからさっさとやれーーー!!」となって
しまうんですけど(笑)

想像する事。
全てに置いて、大事な事だと学びました。

こんな話もされてました。
親は朝から晩まで働いてて、家にいつも一人。
ごはんも食べれない子がコンビニで万引きをする。
地域の人もその子の事は気にかけてくれてて、万引きしてる場面を見て、
またあの子に万引きさせてしまった、どうしてあげたらいいのかわからない、と
学校に連絡があるそうです。
ほとんどの先生が「お腹すいてるのはわかるけど万引きはあかん」と言う。
そんな事は誰でも言える。でもそこまでせなアカンくなったこの環境を想像できるか、と。
その子のお母さんと話をすると、そのお母さん自身もいじめや貧困のという辛い子ども時代を
過ごしてきたそう。
「息子はまだマシや、寝る場所があるだけマシや。
ゴミ箱から残飯漁ってた気持ちが分かるか?」と言われた、という話を聞いたときに、
子どもが悪いねんから、親の責任やろ、って簡単に片づけられない問題なんだなー、難しいなぁーと
改めて思いました。

そして1番心に刺さったお話。
大空小学校の6年生はリーダーとして様々な事を自分たちでつくります。
その中でのルールは、

1.先生にすべて頼らない
2.しんどい事は自分が優先してやる
3.文句を意見に変える

特にこの3は、胸に刺さりました。
分かってるつもりやけど、ついつい腹立ったら文句だけが
先行してしまう。

ママ友同士の間で愚痴り合って終わったらそれは文句。
それを先生交えて一緒に話せば意見になる。

これは常に意識せなあかんなーと思いました。

木村先生が、文科省のナンバー2の人と一緒に講演した時、
その方が「文科省も学校も変わっていかなければいけない」って趣旨の発言を
されたそう。
それを木村先生が「すごい事だ」と感じられたそうです。

学校は、文科省のものでも、教育委員会のものでも、校長のものでもない。
学校は地域のものだ、と。

地域のみんながサポーターになって
地域の宝であり、今後の地域を支えてくれるこども達を
全力で支える。

全ての地域でこんな風に「みんなの学校」になれば
こんな素敵な事ない!


私も地域のサポーターとして
子どもたちを支えるオバちゃんになりたいと思います。


超ーーーー長くなりました。
しかも文章めちゃくちゃかもw。
読んで下さったみなさん、子どもたちの未来の為に
地域の為に頑張りましょ^^

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2016.11.09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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